職人工房は、「住環境による健康被害」の問題に取り組んでいきます!
皆さんは、家の中に健康被害の原因があると考えたことがありますか?
大気汚染の原因としてPM2.5が話題になっていますが、「外にいるよりは家の中にいたほうが安全」と単純に考えてしまうことが多いのではないかと思います。
実は、家の中にも健康被害の原因はあります。ダニ・ホコリやカビ、そして家具や建材から発散される有害な化学物質など、家の中には健康被害の原因となるものが溢れています。家の中にいることで起きる健康被害のことをシックハウス症候群と言いますが、その原因は様々で目に見えないものであることが多く、原因特定が難しいため世間の関心は高くありません。
しかし、北海道においてはこのシックハウスの問題を軽視してはいけません。なぜなら、北海道の住宅は冬の寒さをしのぐため、他の地域に比べて気密性が高くなっているからです。気密性が高いということは、もし家の中に健康被害の原因となるものが発生している場合、それが室内にとどまり続けるため、体に取り込まれる量が多いということなのです。
北海道の小学生のアレルギー発症率は、全国水準で見るとダントツで一位になっています。健康被害の問題は、育ち盛りの子供たちに大きな影響を与えます。職人工房はこの問題を看過することなく、「住みやすい」だけでなく「健やかに過ごせる」住宅を提供するため、「住環境による健康被害」の問題に取り組んでいくことにしました。

空気測定サービスの提供を始めました!
厚生労働省は、2019年1月17日に「シックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会」において有害化学物質の指針値引き下げを含む中間報告を発表を発表しました。国としてもシックハウスの問題を重く見ていることがうかがえます。
職人工房では、第三者機関である一般財団法人北海道薬剤師会公衆衛生検査センターの協力を得て空気測定サービスの提供を始めます。
リフォーム工事後の空気測定を行い、結果をお客様にお知らせするとともに、指針値を上回る化学物質が計測された場合は、状況に応じて対策を講じます。
詳細についてはお問い合わせください。

「住環境による健康影響」の勉強会を開催しました
2019年4月25日に北海道大学環境健康科学研究教育センターの荒木敦子特任准教授をお招きし「住環境による健康影響」の勉強会を開催しました。職人工房では、信頼に足る大学・研究機関の研究結果を参考にしながら住環境の問題に取り組んでいきます。
当社の「住環境による健康被害」の取り組みは、荒木先生も執筆に関わられている下記の研究資料を参考にして策定されています。
「科学的根拠に基づく シックハウス症候群に関する 相談マニュアル(改訂新版)」
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000155147.pdf
職人工房が想い描く「健康リフォ ーム」
シックハウスの問題は、体に悪い物質・微生物が家の中に閉じ込められ、それをお住まいの方が体に取り込んでしまうことで健康被害につながるというものです。
では、家の中に体にいいものを充填し、住みながらにして体を健康にしていくような「健康住宅」が作れないだろうか。職人工房は、目の前のシックハウスの問題に全力で取り組みながら、住宅が進化していく未来を思い描いていきたいと考えています。